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「クレジットカードは怖い」という誤解。現金主義者が無意識に払っている犠牲とは。

クレジットカード、使っていますか?

下の図は、店舗での決済手段の内訳を調べた調査です。キャッシュレス決済の割合は40%強。クレジットカードだけに限定すれば、およそ30%です。

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引用元:「家計消費調査からみたキャッシュレス決済比率(JCCA)」(2020年2月発表)

まだまだ、現金派が多くいることがこの調査からも明らかになっています。

でも、日々の支払いをクレジットカードで支払うほうが、利用者にとってもお得になるのが、今の仕組み。そしてカード利用者が得をしている分のしわ寄せは、現金払いの人が受けていることは認識していましたか?

「クレジットカードは怖い」と言う思い込み

クレジットカードを日常使いしない人がよく、「クレカだと使いすぎてしまう」「翌月の請求金額を見て、焦る」と言うことがあります。

財布の中から物理的にお金が出ていかないため、「お金を使っている」感覚を得られないことが原因だと思います。

しかし、そういう人は現金を使っているときでも、「あれ?思っていたよりお金減ってない?」と感じる経験が誰しも一度や二度はあるはずです。

1万円くらいしか使った記憶がないのに、実際は3万円も減っている。何に使ったのかは全く思い出せない…

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これは結局、クレジットカードが原因ではなく、本人のマネーリテラシー、金銭管理の問題。

そもそも、管理という点で見れば、冷静に考えれば現金よりもカードのほうが簡単で正確にできます。

家計簿アプリとクレカを連携し支出を可視化

今は、家計簿アプリを使いクレジットカードや銀行口座と連携をさせることが可能です。それもとっても簡単。

そうすると数日のタイムラグはありますが、クレジットカードの履歴が自動的に記録され、スマートフォンからでもすぐに確認できるようになります。

アプリによっては、それぞれの項目を半自動的に「飲食費」「交通費」などの項目をつけて保存してくれるため、何もしないでも自動的に家計簿が作られていきます。

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画像引用:Money Forwardウェブサイト
他にも、「MoneyTree」「Zaim」など複数の家計簿アプリがある。

それを空いた時間にすぐ確認する習慣さえつければ、「使いすぎてしまう」ということは起こり得ません。

むしろ使い過ぎの警告を通知してくれたり、収入と支出のバランスを可視化してくれたりして、よりお金に対する意識を高める使い方は無数に用意されている状態です。

クレジットカードで払えば、得をする

そもそも、現金払いよりもクレジットカードで払ったほうがお得になることは知っていますか?

(※ただし、あくまで翌月の一括払いで、追加の手数料がかからない店舗での決済に限定されます。)

クレジットカードでポイントが貯まるというのは、ご存知だと思います。

ここでは、分かりやすくするため、決済手数料3%、ポイント還元率1%だと仮定をします。

<Aさんの場合>

・Aさんは、クレジットカードで1万円の商品をカードで購入しました。
・店側は決済手数料300円を差し引いた、9700円をカード会社より受け取ります。
・カード会社は、手数料(=売上)300円のうち、100円をポイントとしてAさんに還元します。

大雑把に言ってしまうと、Aさんは9,900円で商品を手に入れ、店側の手数料を引いた売上は9,700円です。

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※上図は、時系列やAさんがポイントを使わなかった場合は考慮していない。

<Bさんの場合>

・Bさんは、現金で1万円の商品を購入しました。

この場合、Bさんは同じ商品に1万円を支払い、店側は1万円の売上になります。

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お客さんが100人いて、そのうち半分がカード払い、残り半分が現金払いだったとします。

クレカ利用者が半分の50人の場合には、決済手数料を引いた客単価は

{(9,700×50)+(10,000×50)}/100 =9,850

一人当たり9,850円となります。

それでは、カード払いの人が増えて70人がカード払いとなった場合には、

{(9,700×70)+(10,000×30)}/100 =9,790

一人当たりの手数料を引いた客単価が9,790円となり、店側の取り分が減ってしまいます。

カードの決済手数料、ポイントの元になっているのは「現金払い」の人が払ったお金

手数料を加味した一人当たりの客単価が減ってくると、店側は利益を確保するために、「値上げ」という選択肢を取る可能性が生まれます。

手数料を支払いたくない、という理由でカード決済を導入しない店もありますが、

・キャッシュレス化が促進される中、現金決済だけでは機会損失につながる
・現金を取り扱うことに対する手間・リスクがある
(人件費、盗難、管理、ウイルスの付着 など)

ということもあり、店側が強固な姿勢を取り続けることは今後さらに難しくなります。

ですので、手数料のための値上げという可能性は、十分にあり得る話です。

クレジットカード利用者にポイントを付与するのは、もちろんカード会社です。クレジットカードの決済手数料を支払っているのはもちろん各店舗です。

しかし、そもそもそこに充てるためのお金を支払っているのは誰でしょうか?

そう、実は元をたどって考えていくと、現金払いの人が一番多く支払っている、気づかないうちに支払わされているという事実があります。

お金の流れを知り、向き合い方を考える

今後クレジットカードの利用者が増えていけば、今のようなポイント制度がいつまでも続くとは限りません。

ですので、現在クレジットカードを積極的に利用している人にとっては、現金払いの人はそのまま現金を使い続けてくれていたほうが、実は自分個人はメリットを享受し続けることができる可能性が高いのです。

今回はクレジットカードと現金払いの話でしたが、このようにお金の流れの仕組みを知ることは、人生においてとても大事なことです。

「なんか怖い」「慣れていない」「面倒くさそう」…

そうやって目を背けているうちに、気づかないうちに自分だけが損をしてしまっていた、ということもあり得ます。

それでも、いいですか?

本記事は、田端大学Youtube支店の動画、「クレカを使うと、なぜトクするか?不思議じゃないですか?現金払いする情弱のお陰で、クレジットカードを使う人がイイ思いを出来てしまう秘密を明かしちゃいます!?」より内容を一部抜粋・再構成しております。

2020年10月の田端大学定例会のテーマは「お金」。公式メディア「BIG WAVE」でも、稼ぎ方、増やし方、など様々な視点でお金について取り上げていきます。

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編集:但馬 薫


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