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「信者ビジネス」の最新トレンド「オンラインサロン」 #田端大学 はどのように「信者」を集めているのか

「オンラインサロン」なんて新興宗教みたいでキモチワルイ。

とお考えのそこのあなた。ちょっと待ってください。

「オンラインサロン」が「信者ビジネス」であることは否定しません。でも、エセ科学であれ、常人にはちょっと理解できない神であれ、人にその価値をとことん信じさせることができる人ってすごくないですか?

教祖には誰でもなれるわけではありません。もちろん、今流行りの「オンラインサロン」のサロン主たちも、「信者」を集めるべく努力をしています。

そこで今回は、教祖になるための指南書として有名な「完全教祖マニュアル」(筑摩書房)と照らしながら、田端大学における田端信太郎がいかに教祖たらん努力をしているのかを、勝手に検証してみたいと思います。

全てのブランドビジネスは、「信者ビジネス」である

出鼻をくじくようで恐縮ですが、全てのブランドビジネスは「信者ビジネス」です。

ジャニーズ、スターバックス、アップル…など多くのファンに愛されるブランドはその典型です。お客様は、その商品やサービスがどうしても必要なのではなく、「〇〇の商品だから」買いたいのです。

ビジネス成功のカギは、「信者」を集めることにあり

といっても過言ではないでしょう。

今回、「信者ビジネス」、教祖として立つためのヒントを教えてもらう「完全教祖マニュアル」では、教祖の定義を次のようにしています。

では、最初に最もシンプルな教祖の姿を提示します。教祖の成立要件は以下の二要素です。つまり、「なにか言う人」「それを信じる人」。そう、たったのふたつだけなのです。この時、「なにか言う人」が教祖となり、「それを信じる人」が信者となるわけです。

(「完全教祖マニュアル」Kindle版 11ページ)

ビジネスにおいて、商品の価値をお客様が信じて購入した時点で、「信者ビジネス」として成り立っていると考えて良いでしょう。

オンラインサロンの場合は、サロン主こそが商品です。信仰の対象が人であるがゆえに、より一層宗教っぽさが際立っています。

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誰しも、何かしらを信じて生きている

「オンラインサロン」への批判として「宗教ビジネス」「信者ビジネス」とよく言われますが、こればっかりは事実ですので、否定のしようがありません。

そもそも多くのビジネスが商品や会社に対する信仰でもって成立していることを考えると、悪口にもなっていないのです。

ビジネスだけではありません。学校教育や家族だって、一つの宗教です。宗教ビジネスを批判しているその人自身も、何かしらの信仰を持って日々生きているはずです。信じるものが何もなければ不安すぎて、怖すぎて生きていけないですからね。

※なお、「完全教祖マニュアル」はあくまで、神を信仰する宗教の教祖になるためのマニュアルです。今回はそこからビジネスにも通じる一部を引用しながら進めていきます。

そして、本記事は、ライターによる個人的な解釈によって構成されており、著者の架神恭介さん、辰巳一世さんおよび、出版社の筑摩書房さんは一切関係ございません。ご了承ください。

「信者ビジネス」を研究するということは、いかに自分のビジネスに、いかにファンを獲得するかを考えることにも通じます。

ここからは「完全教祖マニュアル」に書かれていた項目のうち、実際に田端大学でサロン主である田端信太郎が(おそらく狙って)やっている施策をご紹介します。

1. 「信者」たちの居場所を作る

「オンラインサロン」の特徴の一つが、魅力的なコミュニティです。教祖たるサロン主への信仰だけでは、その信仰心も長続きしないかもしれません

新しいコミュニティに入れば、新しい知り合いや友達ができます。しかも、彼らは同じ価値観や目的を共有しているわけですから、当然話が合います。仲間意識も生まれます。

(中略)

近所付き合いが希薄になってきた昨今、宗教という同じ価値観で結びつき、連帯感を持つ人たちが身近にいてくれるというのは、なかなかに頼もしいことではないでしょうか。

(「完全教祖マニュアル」Kindle版 151ページ)

田端大学では、月に1回の定例会といって、リアルの場で集まる会があります(現在はコロナの影響でオンライン実施。7月以降は復活する予定)。

ここに集うことを楽しみにしている塾生は少なくありません。

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それ以外にも、東京と大阪には、塾生が好きなときに集まれる場が用意してあり、塾生同士の集まりであれば、田端信太郎のチャージで飲食できたり、専用ボトルからウイスキーがいただけたりしちゃうわけです。

いやぁ、こんなんめっちゃ心地よいですよね。一度その居心地の良さを知ってしまえばなかなか抜け出せないです。

「オンラインサロン」といえば、コミュニティづくりが必ずセットで語られますが、その中においても田端信太郎は、かなりここに重点を置いているように思えます。

2. 迫害を逆に利用する

昨今、いき過ぎた誹謗中傷が問題視されていますが、田端信太郎は自らに対するアンチの存在を喜んでいます。自らを陥れようとするアンチが盛り上がれば上がるほど、信仰の強化につながることもあるのです。

外部から「それはダメだ」「お前らは間違っている」「などと言われれば、ムキになって「そんなことはない!」「オレたちは正しいんだ!」と反論したくなるのが人情です。外部からの一方的な批判は、むしろ彼らの信仰心を強化することに繋がるのです。

(「完全教祖マニュアル」Kindle版 176ページ)

田端信太郎のTwitterを見ていると、自らへの反対意見や、田端大学に対する批判めいたツイートも、積極的に拾ってコメントをしています。そんなものが目につくとサロン生が傷つくかもしれない、と思いましたか?

傷つかないです。むしろ1万円もする月額を支払っていているわけですから、極力自らの選択を支持するような意見にだけ目を向けようとしますし、アンチの意見が目についたとしても「あぁ、分かってないなぁ」と思うだけです。

ましてや、その批判が非論理的なものであれば、「ほら、やっぱり私たちが正しいじゃん」と、自らの正当性をより強く認識することになります。

一生懸命に批判をしているその文章、もしかするとより批判対象の結束を高めているだけかもしれませんよ。

3. 反社会的な教えを作る

より人を惹きつける思想というのは、非常識にこそあるのかもしれません。

宗教の本質というのは、むしろ反社会性にこそあるのです。特に新興宗教においては、どれだけ社会を混乱させるかが肝だということを胸に刻んでおいてください。
(「完全教祖マニュアル」Kindle版 34ページ)

田端大学であれば、一番軸となる思想は「ブランド人になれ」です。組織に縛られず、個の力を発揮して活躍できる人になりましょう、というメッセージを発信しています。

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今は個人として活躍する人が増えてきてはいますが、まだまだ少数派。会社に勤めて安定した人生を求める人が圧倒的多数の中、「個人ブランドを高めよう!」というメッセージは少なからず非常識であると言えるでしょう。

また、それ以外にも田端信太郎はちょこちょこと反社会性の強い、非常識なメッセージを投下します。

突然、世間に喧嘩を売るような爆弾を投下する狙いは、炎上による認知拡大だけではなく、人々が強く反応するポイントを探すことにあることにあるのかもしれません。

番外編:「教祖」イメージを払拭するために

と、ここまでいかに教祖として「信者(サロン生)」からの信仰を集めているかの方法を述べてきましたが、実は田端信太郎自身が「教祖様にはなりたくない」とよく口にしています。

「信者ビジネス」としてファンとの結びつきは強めたい一方で、自分一人を崇めるような形は良しとしていない田端信太郎が取っている策の一つが「課題図書」制度です。

課題図書

毎月、田端信太郎が選ぶ一冊の本を読み、それに対して出された課題に塾生たちは取り組みます。実はこの課題図書は、各業界の名著が並び、田端大学外からも注目されています。

先日増版された「なぜ、ハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか」(ダイヤモンド社)では、「田端大学の課題図書に選ばれました!」というキャッチコピーが帯になったほどです。

このように、あえて他の著者の書籍に目を向けさせることで、サロン生の意識が自分だけに集中せず、田端大学という場に向くように工夫しています。

「信者ビジネス」をバカにするなら、まずは自分が教祖になってみよう!

現代日本において、「新興宗教」や「信者ビジネス」という言葉がポジティブな意味で使われることはほぼありません。

しかし、「信者」と言えるほど自分や自社のサービスを支持してくれるファンを生み出すことは、全てのビジネスが目指すところでもあります。

アホな情弱が「信者ビジネス」にハマってる!というなら、そのアホを邪悪な「信者ビジネス」から奪って、正しい道に導けるような教祖にあなたもなってみてください。

今回ご紹介させていただいた「完全教祖マニュアル」では、他にも教祖となるために必要な方法が具体的に書いてありますので、ご興味のある方はぜひお読みください。

多くの人をハッピーにしながら、大きな尊敬を受ける──教祖ほどステキなビジネスはほかにありません。キリスト教、イスラム、仏教などの大手伝統宗教から、現代日本の新興宗教まで、古今東西の宗教を徹底的に分析。教義の作成、信者の獲得の仕方、金集め、組織づくり、さらには奇跡の起こし方──あらゆるシチュエーションを実践的に解説した本邦初の完全宗教マニュアル。
(Amazonの紹介ページより引用)

「信者ビジネス」の最新トレンド「オンラインサロン」

そして、「信者ビジネス」の実態がどうなっているのかを知りたい人は、ぜひ自分で中に入って体験してみてください。何事も現地・現物・現場。

「信者」になるかどうかは、その後に決めて良いのです!

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ライター:但馬 薫

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オンラインサロン「田端大学 ブランド人学部」公式メディア。“チャンスを見逃すな!” “時代を乗りこなせ!” 自分の人生をつかみ取りたいと渇望しながらも、一歩を踏み出す勇気が出ない人々の、背中を押すメディアです。

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コメント (2)
オンラインサロンはクローズドシス
テムなので内部で何をしているか分
からない。

"何をしているか分からない"
検証できない…反証可能性を持たな
いので、科学的には正しさを証明で
きない。
ともかくキモい
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