
noteやブログに何を書いていいか分からない人は、まず曼荼羅(マンダラ)チャートを書いてみよう。
SNS時代と言われる今、情報発信の重要性は多くの人が認識しています。アカウントの開設も無料で簡単。あとは、人のためになる発信をしていればファンが付きますよ。
と、言われても「人のためになる発信ってなに?」「私は何を書けばいいの?」と悩み最初の一歩が踏み出せなかったり、ネタ切れで発信が継続できないことは少なくありません。
本日は、情報発信のネタ切れに困らなくなる、フレームワークをご紹介します。noteやブログだけでなく、TwitterなどのSNS全般にも使えます。
結論:曼荼羅チャートを書く。
早速結論を言ってしまいますが、答えは「曼荼羅(マンダラ)チャート」です。
曼荼羅チャートとは、縦横に区切ったマスに内容を記入していく、とてもシンプルなフレームワークです。シンプルだからこそ目標設定や現状分析など、様々な目的で使用することができます。
実は、ブログやnote、SNSなどでの情報発信のネタ作りにも、この曼荼羅チャートを活用することができるのです。
今回は田端大学の2020年7月MVPであるアライユウサクさんが作成された情報発信のための曼荼羅チャートのテンプレートを利用して、解説を進めていきます。
自分はコンサルでもなく、カメラマンでもなく、「複業の人」として認識されたい。だから、Twitterで発信するコンテンツの曼荼羅を整理した。
— アライユウサク / ®ONE PHOTO (@arai_yusaku) September 13, 2020
改めて書き出すと、これに合わないコンテンツは発信するべきではないし、ノイズにしかならない。少し、過去ツイート遡りながら整理していこうと思います。 pic.twitter.com/aHpYMLeXlw
▶曼荼羅チャートのテンプレート(*アライさん提供)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1JJ1zgIERiSvuW-vWxIsSsmsFXqFHTEfuvxYgVjE5MJg/edit?usp=sharing
※閲覧専用のため、使用の際にはご自分のドライブにコピーしてください。
曼荼羅チャートを作ることで、「自分はどういう人として認識されたいのか?」を明確にし、そのために発信すべきコンテンツを書き出すことができます。
ネタ切れに困らなくなると同時に、このチャートに沿って発信することで自分自身のブランディング強化にもつながります。
〇〇の人と言えば、私!
曼荼羅チャートを作成する上での最重要項目は、真ん中のマスです。
例えば、目標設定用に曼荼羅チャートを使用する場合には、ここに達成したい目標が入ります。
今回はセルフブランディングのために使いますので、真ん中には、「どういう人と認識されたいか」を書いてください。
「〇〇の人といえば、私」。その〇〇を書きます。
真ん中に何を置くかで、この後が大きく変わっていきますのでここはよく検討してください。
このマスはいわば“核”。
複数人で運営するメディアやSNSアカウントで、曼荼羅チャートを話し合って作る場合にも、この中央のマスだけは、編集長や責任者にあたる人が「これでいく!」と明確に決めることをおススメします。
「〇〇の人」と認識されるための、項目を設定する
次に、真ん中のマスの周りの8つのマスを埋めていきます。
ここには、先ほど設定した「〇〇の人」と認識されるために必要なコンテンツを書き込んでいきます。
我々、田端大学公式メディア「BIG WAVE」でも、この曼荼羅チャートを作っていますので、ここからは「BIG WAVE」での事例を元に進めていきます。
まず、真ん中に「田端大学」と設定した場合。つまり、「BIG WAVE」とは田端大学の公式メディアとして認識されたい、とした場合です。
この場合、曼荼羅の中心には、「田端大学というのはどういう場なのか?」についてのカテゴリを並べます。
塾長である田端信太郎のことや、田端大学というコミュニティについてのこと、あるいはサロンに入っている人が目的にしている「本業で成果を出す」「稼ぐ」などが挙がりました。
次に、「BIG WAVE」の目指すところを、「記事を読んだ人がブランド人になるためのメディア」と置いてみます。
「田端大学」を真ん中に置いたときと同じ項目もありますが、田端大学という場にこだわらず、スキルアップや個人の影響力向上に関連するカテゴリが並びました。
真ん中に何を置くかで、中心8マスがこのように変わってきます。
「BIG WAVE」の場合には、「田端大学のメディアである」と認知されることよりも、読んでくれた人にとって価値がある情報発信をすることのほうが重要だと考え、後者のパターンを採用しました。
8つのカテゴリごとに、さらに8つのテーマを設定する
さらにこの次に、先ほど設定した8マスの項目をそれぞれ真ん中に置いた9マスを外に作っていきます。
そして、それぞれの9マスを、先ほどと同じ要領で埋めていきます。
例えば「BIG WAVE」の曼荼羅チャートでは、上段真ん中の「ブランド人とは」のゾーンには、「ブランド人とはどういう人なのか」、「どうすればブランド人になれるのか」について、下図のような8テーマを入れました。
残りの7カテゴリについても同じように周囲の8テーマを定め、全81マスを埋めていきます。
完成した曼荼羅チャート「BIG WAVE」バージョンがこちら。
白いマスの64テーマで1記事ずつ書いたとしても64記事になります。またこの64項目をさらに細分化したり、細分化したテーマをさらに細分化・・・とすることも可能です。
このように、曼荼羅チャートに沿って中心しから派生していくように考えれば、ネタは無限に浮かんできます。
また、ブランドやキャラクターに重要な「一貫性」という視点から見ても、「何を書こうかな~」と漠然と考え、思いつきで発信をするよりも、テーマが明確になるため、同じ発信量であったとしても「〇〇の人」という認知を得られやすくなります。
これからインターネットで情報発信をしていきたい!と考えている方は、ぜひ曼荼羅チャートを作ってみてください。
自分のキャリアの設計図を描きたい人はこちらも!
うまくマスが埋められない、どのようなセルフブランディングを目指すのかが決められないという人は、こちらの記事もぜひご覧ください。
伝説のマーケター・森岡毅氏の著書『苦しかったときの話をしようか - ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』に出てくる、ブランド・エクイティ・ピラミッドの描き方を具体的に解説しています。
田端信太郎からのマジレスを受けながら、セルフブランディングをもっと磨きたい!という方は田端大学にて、お待ちしています。