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春からマネージャーになる人へ。NiziUの生みの親「J.Y.Park」から学ぶフィードバック術

みなさん、こんにちは。Nizi ProjectにハマったらK-POPの泥沼にハマりTWICEのファンクラブに入ってしまったBIG WAVEライターのチェルシーです。

さて、昨年デビューし最も大ブレイクしているガールズグループといえば、皆さんどんな人達を思い浮かべますか?

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そうです、NiziUです!


NiziUは昨年日本中を虜にした「Nizi Project」というによって生まれたガールズグループ。そのプロデューサーとして、一躍有名になったのがJ.Y.Park氏です。特にオーディションでのJ.Y.Park氏の名言は心に刺さると話題になりました。

2月26日に日本向けに名言も含めた書籍も出版しています。(※アイキャッチにて、表紙画像引用)

Nizi Projectとは?
韓国の大手事務所であるJYPエンターテイメントと日本の音楽会社であるソニーミュージックによる、グローバルで活躍するガールズグループを作るプロジェクト。2019年7月中旬〜2020年6月の約1年間開催されたオーディションによって、現在のNiziUが結成。「Nizi Project」という名称は、メンバーそれぞれの色(個性)が重なり、美しい光を放つ虹のような存在を発掘、育成するというJ.Y. Parkの想いから命名されている。
https://niziproject.com/

以前、田端信太郎も「【全上司に告ぐ!】今すぐNiziUを産んだJYPのNiziProを見て、凄いフィードバックを見習え!」とYouTubeで興奮気味にJ.Y.Park流のマネジメントについてご紹介しています。

なぜここまでJ.Y.Park氏は人の心を動かすのでしょうか。

春からマネージャーになる人も多いと思います。まさに、Nizi Projectは人材育成を考えるマネージャーにとっては必須科目とも言われるほど。

田端信太郎のYouTubeから引用しながら、改めて「J.Y.Park氏から学ぶフィードバックの秘訣」について紐どいていきます。

「後から教えられること」と「後から教えられないこと」を区別する

J.Y.Park流のフィードバック術で最も印象的なのは、後から教えられることではなく、後から教えられないこと(天性の才能・タレント・素質)を見抜いて評価をしていることです。

NiziProjectの参加者も中学生〜高校生の世代がメイン、今後技術的な意味では歌・ダンス・メイク等はいくらでも教えられる後天的なことです。ですが、本当に大化けするような人間、本当に伸ばすべき人間は誰か。それは後から変えられない天性の才能・素質を持っているかがキーになります。

スマホに例えると、アプリは後からいくらでもインストールすればよいですが、そもそもOSがダメだともうどうしようもないというところでしょうか。

J.Y.Park氏の名言として有名なのがこちら。

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僕は人の見えるところより、見えないところがはるかに大事だと思っていますので、想い、心、性格、そういうところを、言葉や、歌や、ダンスで表現できる人材に会いたいです。僕が一番好きな言葉なんですけど「人の見えないところを見えるようにすることが芸術」です。

人材育成で言い換えると「人の見えない本質を見抜けるか」ということです。これについては田端信太郎も以下のように語ります。

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採用においても、会計・ファイナンスの知識や法律の知識はゼロでもいいですが、人からのアドバイスを素直に受け止められない、嘘をつく等のOS部分はなかなか変わりません。目の前のことにどれだけ好奇心を持てるか、素直に受け止められるか、辛い状況でも楽しめるか等のことが非常に大事になります。

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マネージャーとして多くのメンバーを育てていく際に、スキルは後からいくらでも教えられますが、本当に伸ばすべきメンバーは誰なのか、その人のポテンシャルをどのように発揮すればよいのか。あなたは見抜けられますか。


人を褒め、期待を現し、「努力し続ける」才能を伸ばす

また、NiziProjectを見て誰もが感じるのが「まず褒める」というJ.Y.Park氏のフィードバックスキルの高さです。

J.Y.Park氏のフィードバックの特徴として、
・前回指摘していたところが直っていたらしっかり褒める
・その上で、さらに足りない点を指摘
・「君は才能があるからできるはず。それをできるかどうかは君次第。」と期待しているということを伝える
という、褒め・指摘・期待という3点が徹底されています。

例えば、一番練習生として期間が長く、期待も高いYunaには以下のように伝えています。

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(褒め)
僕が理解したところについてきちんと理解をしてたくさん練習をしてきたようです。指摘したところを直してきたので、もう一つアドバイスをします。
(指摘)
もう少し楽になってほしい。ユナさんが普段どんな表情をしているのか見えない。全てが練習したように見えるのが惜しい。
(期待)
次回はもっとユナさんを見たいし、感じたい。本来のユナさんでいてほしい。

フィードバックをもらっている練習生も褒められては嬉しい笑顔になり、指摘で厳しい顔になりますが、最後には前向きな顔に変わる姿がよくわかると思います。

会社でも褒めたり、不足点を伝えるということは出来ていることは多いはずです。しかし、ここまで人を褒め、更に「期待している」ということをあなたは伝えられていますか?

また、J.Y.Park氏のフィードバック術の特徴が、必ずしもスキルがある人・出来る人に対して褒めることばかりやっているというわけでもないということです。

例えば、Ninaという歌が上手く、会場メンバーを沸かせている練習生に対してもJ.Y.Park氏は「君が歌が上手いことは知っている。」と認めながらも、歌唱力を見せようとするあまり、自分の歌をうまく魅せることばかりで、曲の特徴などを捉えきれていないことをフィードバックしました。これを受けて彼女は更に才能を伸ばす努力をすることができました。

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更に、すでに技術がある人にはナチュラルさやありのままを魅せることを勧めるフィードバックもしています。

例えば、父親がラッパーであるRimaのラップに対しては、典型的なマネをするのではなく自分らしい表現を見たい、と伝えています。技術だけでなく、その人らしさをいかに引き出すか、を技術を持つメンバーにはフィードバックで伝えているのです。

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そして、才能だけでなく、努力によって変わったメンバーこそJ.Y.Park氏は高く評価しています。田端信太郎も以下のように語ります。

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才能と努力の組み合わせがある。歌やダンスのように持って生まれた才能もあれば、努力し続けられることも才能。

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今でも、J.Y.Park氏自身も毎日2時間トレーニングをして、最低30分はボイストレーニングもし、食事制限も行う現役のアーティストです。自分のコンサートに練習生を呼び、プロフェショナルの努力の実例を見せることもあるそうです。

「夢を叶えるために一番大事なことは、毎日毎日自分自身を管理していくことです。ダンスも歌も全て体でやっていくことなので、この毎日毎日、ある意味退屈でやりたくないことを、コツコツとくり返すことができればその夢は叶えられるし、またそれを長く維持できると信じています。毎日しっかりやらないと自分の夢も叶えられないと思いましたし、また、守れないと考えています。今も」(J.Y.Park氏)

自分の努力を怠らず、練習生にも努力の大切さを説いているのです。

どんな時でも言い訳をしないプロ意識を育てる

また、最後はプロ意識です。地域予選でAkariというメンバーがあまりよいパフォーマンスが出せず、J.Y.Park氏が「全然練習していない、ガッカリした。」と酷評をしている場面があります。

Akariは言い訳せずに立っていたのですが、休憩中にスタッフが寄って来て、「実は彼女は体調を崩して1ヶ月程度入院をしていてレッスンが出来なかった」と伝えました。すると、J.Y.Park氏はAkariに「なぜそのことを僕に言ってくれなかったのか。僕はあなたのことを誤解したままになっていました。」と尋ねました。

Akariは「そういうことは言うべきではない」とプロフェッショナル意識を出し、そのプロフェッショナル意識にJ.Y.Park氏は感心しています。

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これには田端信太郎も以下のようにコメントをしています。

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本当のプロっていうのはその間入院してたとかそんなことどうでもいいんですよ。金をもらってお客さんの前に立つ上で、昨日ちょっと飲みすぎたとかどうでもいいじゃないですか。サッカーのワールドカップに出る代表選手が風邪引きましたと言って休みますか?という話なんですよね。

本当のプロフェッショナルになりたくて、本当のブランド人になりたいのであれば、入院だろうが戦争が起ころうがコロナだろうが全て言い訳なんですよ。お金をもらうということは全て自己責任である。

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そして、Nizi Projectでは、韓国の最終オーディションでも素晴らしいステージが用意されました。そこで最高のパフォーマンスを出来る人もいれば、自分の実力を出せないメンバーもいました。

そこでJ.Y.Park氏は「アマチュアとしての評価ではなく、プロの歌手だとしたらどのように見えるかをイメージするためにステージを作って皆さんを立たせているのです。」という言葉を伝えています。

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ステージにナチュラルに溶け込めるかどうかこそがプロかアマかを分ける境目であり、大舞台でもビビらずにプロフェッショナルの意識を持って表現できるかを見ていたのです。

どんな仕事であれ、勝負の時にプロフェッショナルであり続けられるかどうか。まさにこのプロ意識が試されていました。

田端信太郎も以下のようにプロ論を語っています。

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J.Y.Parkも「こういう大きなステージで歌うときには自分が世界で最高のスターだと思って歌わないといけない」と言っているし、失敗した時に顔顰めたりしてはいけない。最後までやりきらないといけない。こういった場面で自信を持ってやれるかどうかが大事。

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また、上手くできたパフォーマンスに対しては「あなたはナチュラルだった。自分らしくいることとステージ上で客を喜ばせることが一致していましたね。」と最高のフィードバックも残しています。

自分自身の可能性を信じるために、J.Y.Park氏はこのようなプロの場を与え、そこでプロ意識を見極め、育んでいたのです。

マネージャーの教科書としてNiziProjectを見るべし

J.Y.Park氏のフィードバック術について、田端信太郎氏のYouTubeとNiziProjectを元に解説しました。そこで語られた多くの言葉は、そのまま活かせるものも多いのではないでしょうか。

田端大学の取締役でもあるアライユウサク氏は、J.Y.Park氏のコメントを全てまとめているので、より詳細にコメントを見たい方はこちらもどうぞ。

ぜひ、春から部下・チームメンバーを持つ方は今のうちにNiziProjectを見て、フィードバック・部下育成に役立てていきましょう。

また、田端信太郎の著書「これからの会社員の教科書」にも、部下育成に役立てられる仕事の基本が満載です。部下に全員配るもよし、田端大学に部下をおすすめするもよし。春からの新たな挑戦をBIG WAVEは応援しています。

「J.Y.Park氏みたいなフィードバックくれる上司が欲しいなぁ」と思っている貴方。褒めより、厳しいフィードバックが多めにはなりますが、田端大学に入ることで「シェアード上司・田端信太郎」を活用してみてはどうでしょうか。

※文中の画像は全て、JYP Entertainment公式Youtubeチャンネルの動画からスクリーンショットで引用

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AI/海外テック系の記事連載・記事寄稿等行いながら、BIG WAVEではビジネス立ち上げや起業・副業・ブランディング等の記事を担当。テック系スタートアップ勤務を経て独立。
Twitter:@chelsea_ainee
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