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渾身のnoteが読まれない理由を「メディア思考」から考える

反応のないツイート、増えないフォロワー、読まれないnote…。(辛)

「メディア思考」が抜けたアウトプットは、誰の心もかすめずただ流れていくだけのコンテンツとなってしまいます。

どうすれば自己満足のポエムで終わるのではなく、その情報を受け手のところまで届け、印象を刻み付けることができるのか。

そのヒントを探るべく、田端大学公式メディア「BIG WAVE」の創刊裏話とともに、その過程で私が学んだメディア思考をお裾分けします。

二人のメディア野郎と田端大学「BIG WAVE」

こんにちは。田端大学公式メディア「BIG WAVE」で編集デスクの但馬薫(たじまかおる)と申します。

今回、この田端大学公式メディア「BIG WAVE」の立ち上げに際し、私は幸運にも二人のメディア野郎と一緒に企画段階から制作に携わることができました。

メディアの立ち上げや運営に関しては全くの素人である私ですが、3ヶ月の準備期間を通して、彼らの「メディア思考」を垣間見ることができました。

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(参考リンク:田端信太郎寄金佳一・「親子キャンプ.com

(2012年に発売された田端信太郎の著作「MEDIA MAKERS-社会が動く「影響力」の正体」。自身のメディア論とメディア愛を熱く語っています。)

これまで、「メディア」を自分とは少しかけ離れた存在として捉えていた私ですが、彼らとともに企画準備をする中で「このメディア思考って、メディアの立ち上げだけではなく、現代のすべての情報発信に言えることでは?」と感じるようになりました。

同時に、これまでの自分自身のTwitterやnoteでの発信が、読まれない・反応されなかった理由がストンと腹落ちしました。

身の回り、全てがメディアとなる時代

そもそも「メディア」とは何なのでしょうか?

前述の「MEDIA MAKERS」より、メディアの定義を拝借して、ここでは「メディアとは、そこに情報の送り手と受け手の二者が存在し、その間を仲介し、両者間において、コミュニケーションを成立させることを目的とするものである」という前提で話を進めていきます。

そのように考えると、雑誌、書籍、ウェブメディアなど一般的に「(狭義の)メディア」として捉えられているもの以外にも、TwitterやInstagramといったSNS、note、ブログ、メール、社内報、回覧板の町内会誌といった様々な情報発信手段がメディアであると言うことができます。

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noteでもTwitterでもInstagramでも良いですが、自分の情報発信を振り返ってみて、それを「メディア」として捉えてみてください。

・読んでみたくなるようなテーマか
・感動する/面白い/腹立たしいなど感情を揺さぶるか
・知らなかった情報が得られるか
・モヤモヤしていたことを言語化してくれているか

どんな視点でも良いですが、「メディア」と捉えた途端、評価の軸が受け手(読者)に切り替わったはずです。

それはメディアか、ポエムか。

「メディア」において評価するのは常に受け手。受け手こそが王様です。

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「〇〇して楽しかったー!」「△△という本を読みました。すごくためになりました!」みたいな他の人にとって何のためにもならない情報を垂れ流しながら、(なかなかフォロワー増えないな…)とか思っていませんか?

私は思っていました。

自分の言いたいことだけを書いた文章は、「メディア」じゃなくて「ポエム」です。

ただの自己満足としてSNSをやる場合はそのままで良いですが、「発信力をつけたい」「影響力をもちたい」と少なからず思っているのであれば、「自分がいま発しているのは、メディアコンテンツなのかポエムなのか」という意識を持つだけで、日々の発信が少しずつ変わるはずです。

「金は出しても、口は出さない!」はずの田端信太郎が譲らなかったポイントが4つ。

さて、そんなこんなで、塾長である田端信太郎の肝いりで田端大学公式メディア「BIG WAVE」のプロジェクトがスタートしたわけですが、田端信太郎は実際の運営にはほとんど関わっておりません。

基本的には「金は出しても口は出さない」というスタンスで緩く統括しています。

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そんな田端信太郎が、「これだけは」と口を出してきたポイントが4つあります。今回はこの4つをご紹介したいと思います。

1)記事は書いても読まれない
2)SEO対策至上主義はとらず、フォロワーを増やす
3)田端の方を見るな!読者を見ろ!
4)そこに想いはあるのか?

自分自身の日ごろの情報発信と照らし合わせながら読み進めていただければと思います。

1)あれこれ盛り込まず、「一言でいうと何?」を意識する

さて、私、第一回目の担当記事の初稿で盛大なマジレスをいただきました。こんなことを改めて指摘されていてお恥ずかしい限りなのですが、あえて晒します。

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記事って、書いたからといってみんな読んでくれるわけじゃないんですよね。頭では分かっているのに、なぜか自分で書いているときは、「みんな読んでくれるんじゃないか」という淡い期待をしてしまいます。

これは、私自身の反省でもあるのですが、自分が伝えたいことや、PRしたい商品、サービスへの気持ちが強いときこそ自己満足なポエム作品になりがちです。

思いが強すぎて、みんな当然この気持ちに共感してくれているはずだと勘違いしてしまうから。

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「しっかり解説した方がいいよね」「ここも面白いし、ここも捨てがたい…」「この経緯も説明しておこう」と情報を盛り込みすぎて、気づけば文字数ばかりが増えた冗長的な文章になってしまいます。

素晴らしいと思っているのは自分だけで、実際の読者には肝心の面白いポイントを読まれる前に離脱されてしまいます。

「このnoteは一言で言うと何が言いたいのか?」と常に考えながら文章を組み立てることで、テーマから逸れる話題が減り、読者の興味を維持できる確率が上がります。

2)短期的なPV獲得よりも、中長期的なファン獲得を優先する

この田端大学公式メディア「BIG WAVE」がおそらく他のウェブメディア媒体と大きく違うのが、SEOをあまり重視していない点です。

noteに限らず、ブログ、コーポレートサイトなどを運営する際に必ず念頭に置かれるのが「SEO(検索エンジン最適化)対策」です。

ざっくりと説明すると、検索をされたときに自分たちの記事やサイトページがより上位に表示されて、見つけてもらいやすくするための施策で、ウェブ業界の常識です。

しかし、「BIG WAVE」では、SEO至上主義はとっていません。

SEOのメリットは、その情報を求めている人にダイレクトに答えを届けられることですが、一方でその話題以外の記事への関心は低くなりがちです。

例えば流行りのワードで検索上位を獲れたとしても、流行が去ってしまえば記事を読んでくれる人もいなくなる、ということが起こり得ます。

また、フォロワーやファンは急に減ることはありませんが、SEOは検索アルゴリズムの変化次第で、ある日突然ぷっつりとサイト訪問がなくなるなんてこともあり得てしまうのが怖いところです。

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検索流入が増えること自体は嬉しいことですが、それを第一に考えすぎてコンテンツの質が下がってしまったり、伝えたいことが伝えられない事態に陥らないようには十分に気をつけています。

3)自分の利益の前に、読者の利益を考える

多くのメディアの場合、法人個人問わず、運営の目的が存在しています。

それは購読料の売上かもしれませんし、PVを稼いで広告収入を得ることかもしれませんし、読者に特定の商品を購入させることかもしれません。

生々しい話をしますと、この「BIG WAVE」であれば、ここでの記事をきっかけに田端大学に興味をもってほしい、あわよくば入学してほしいという下心があるわけです。

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しかし、当たり前ですが、下心ありきの記事は読んでいてもつまらないです。例えば、全然興味のない商品PRばかりが載ったメルマガなんて送られてきても鬱陶しいだけで即配信停止しますよね。

記事を読もうとしている人の目的は、これから田端大学に入って田端信太郎に課金することでもなく、1PV増やしてライターを喜ばせることでもありません。

自らの知見を深めたり、今後の行動を変えるヒントを探ったりしたいからこそ「読んでみよう」と思うわけです。

ここまでは頭で納得できると思います。がしかし、です。実際に記事を書き出すと、メディアの目的が頭によぎり、無意識のうちに視野が内向きになってきます。

田端大学公式メディア「BIG WAVE」という立場を考えるあまり、「田端大学を褒めなくてはならない」「雇い主、田端信太郎さんのご機嫌を損ねないようにしなければならない」という無意識の制約をつけてしまったりすることになるのです。

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でも、これだと面白くないから読まれない。幅も広がらないし、正直ネタもすぐに尽きてきます。

口は出さないはずの田端信太郎も、これに関しては何度も「田端の方を見ないでください。読者の方を向いてください。」と繰り返します。

4)そこに想いはあるのか?

そして、意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、新規メディアの立ち上げに際して、最も重視されたのは、お金でも人でもやる気でもなく、「理念」でした。

もちろん良いアウトプットが求められることは当たり前ではありますが、そこに想い、志のようなものが込められているかどうかも重要視されます。

このメディアは、どんなことを伝えたいのか、何を感じさせたいのか、何を訴えたいのか、その他大勢とは何が違うのか。そんな一つの社会提言ともいえるようなものがなければならないと第一回目の編集会議で田端信太郎は熱く語りました。

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個人でやっているブログでも、複数人で運営するキュレーションサイトでも、根底にある思想を言語化して持つことで、コンテンツの方向性や言葉の選び方一つひとつにも決まった”軸”のようなものが生まれてきます。

それこそが、「らしさ」の源となり、ファンが共感・応援するきっかけとなり、自分自身にとってもメディアを継続する動機となります。

ここさえしっかりしていれば、明確な選択基準ができるので、好みや他人の意見に左右されない意思決定ができ、足腰のしっかりとしたコンテンツ配信が可能になります。

「BIG WAVE」のテーマ=自分の人生を自分で選択すること

田端大学公式メディア「BIG WAVE」では大きなテーマを「自分の人生を、自分で選択すること」と定めています。

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「個人」の時代が加速する今、会社や学歴、出自などこれまで拠り所とされてきたものの社会的価値は音を立てて崩れています。

これからは、何かに依存したまま、誰かに期待したままでは、いつまでたっても自分の思い描く人生を歩むことはできないでしょう。

時代の荒波にもまれ、溺れるだけの人生か、波を乗りこなし、自由に行きたいところに向かう人生か、その分岐点は、まさに今、この瞬間にあります。

「BIG WAVE」は「自分の人生をつかみ取りたい」と渇望しながらも一歩踏み出す勇気が出せない人々の、背中を押す場でありたいと思っています。

私たちの想いを込めた、「創刊の辞」も、ぜひお読みください。

ここまで、この「BIG WAVE」創刊までの間に私が学んだ4つのメディア的ポイントをお伝えしてきましたが、これを踏まえて自分自身の発信を見返して何か感じる部分はありましたか?

「自分はメディアとして受け手に届くものを提供できているのだろうか?」

改めてそう考えたとき、私はできていないことにたくさん気づいてしまい恥ずかしいやら情けないやら複雑な気持ちになりました。でも同時に視点が変わったことで明るい未来が見えたようにも思いました。

ここでの学びが、皆さんのヒントになれば嬉しいです。

そして、改めて自分自身を磨き直し、表現力、発信力を鍛えたい!という方はぜひ、田端大学にもお越しください。定例イベントだけではなく日々の塾生同士のやり取りでもがんがんマジレスが飛んできますよ。

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文:但馬 薫

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