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「調整します」の一言で成長が止まる。楽しようとして新卒の頃にハマった落とし穴

こんにちは、「BIG WAVE」ライターの岩崎です。

私は新卒時代に営業職として働いていました。当時「調整します」という言葉をよく使っていたのですが、それが原因でとても痛い目を見ることに……

これから新たな環境へ足を踏み出すあなたに、私の失敗談を共有します。ぜひ私がやってしまった失敗を教訓に、社会人生活のスタートダッシュを思い切り切ってください!

「調整します」は成長を”止める”魔法の言葉

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企業に就職する方が、これから最も聞くであろう言葉の一つ「調整します」。

頻度が多い=それだけ便利ということですね。

正直に言えば、私もかなり多用していました。

打ち合わせの日程でも、無理難題を言われた時でも「調整します」「調整中です」と言えば、とりあえずその場は収めることができるんですよ。もちろん、後で詰められますが。

あまりに便利すぎて万能に感じられますが、これがハマってしまった落とし穴です。

これが落とし穴である理由は簡単、何も言っていないからです。

何も言っていないのになんとなくその場が収まってしまうので、下手すると成長の妨げにすらなり得ます。

実際のやりとりを例に考えてみましょう。

Q. A社の案件どうなってる?

A. 調整中です。

会社でよく聞くやり取りですが、情報が何も伴っていないのがお分かりでしょうか。

(ちなみに質問にも具体性が欠けていますが、そこを指摘しても得することは稀です。正論ばかりで協調性がないと判断されるのでオススメできません。上司との付き合い方を知りたい方は、合わせてこちらの記事をどうぞ)

上記の例のように、調整という曖昧な言葉でお茶を濁していると、具体的に考える機会を棒に振るうことになってしまいます。

なるべく状況は明確に言語化して、常に私の次のアクションに活かせるようにするのがオススメです。

先ほどの「調整中です」を具体的に書けば、次のような感じでしょうか。

Q. A社の案件どうなってる?

A. 受注目前です。(結論
  先方からは提案を評価いただいています。(根拠
  金額面だけネックになっているので、(現在の不安要素)  
  仕入先と値下げの交渉をしている最中です。(次のアクション

「調整中」の一言だと状況が伝わりにくいですが、こうして分解してみると、質問する側も全容を把握しやすく、やり取りもスムーズになります。

例えば、根拠の部分が気になれば「なぜ評価をされていると言えるのか」と深掘りできますし、不安要素の部分も「どれだけ下げれば受注になるのか」と話が進みます。

答える側も、どこが不安なのか明確になっているので「仕入先との交渉が上手くいっていないので協力してほしい」と、相談もしやすくなるでしょう。

相手に「調整します」と言われても鵜呑みは厳禁

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では、逆に仕入先などから「調整します」と言われた場合について。

私の経験上、痛い目にあった、と言う点ではむしろこのパターンの方が多かったかもしれません。

なぜかと言うと、仕入先の「調整します」を鵜呑みにしてしまい万事うまく進んでいると思い込んでしまったからです。

上手く進んでいると周りに報告していたはずが、いつまで経っても仕入先からは連絡が来ません。期日が迫り「念のために」と確認を入れてみたら、なんと「やっぱり難しいです」の返事が!

時間ばかりを無駄にしてしまい、最終的なしわ寄せが全部私に来ることになった悲惨な事件でした……

これ以降、「調整します」と言われた時には、具体的に何をするのか聞くようにしています。最悪ダメだった時でも別の策が打てるよう、余裕をもった回答期限を必ずセットで伝えています。

相手の「調整します」を鵜呑みするのは危険です。自己防衛しましょう。

情報の解像度を上げるところから始めてみる

「調整します」もそうですが、情報の解像度が低いことになれてしまうと後になって苦労します。

別の例で考えてみます。

3月末までに納品してほしい。

上記のように顧客から言われたら、どうするのが良いでしょうか。

そっくりそのまま上司や仕入先に伝えても、あまり良い評価はもらえません。メールをそのまま転送してるようなもので、別に誰にだってできることなので当たり前ですね。それに気づくのにだいぶ時間がかかってしまいました。

3月末、という指定に引っ掛かりを憶えませんか。もう少しだけ突っ込んで考えてみると、次のような仮説は立たないでしょうか。

①4月で会計年度が切り替わるのでそれまでに請求書がほしい。

②新入社員用に手配しているので、3月中に準備しておきたい。

①であれば、先方が予算消化を前提に話を進めているなら、請求書が用意できさえすれば、納品する物はなんでも構わない可能性があります。

②なら実際は「新入社員が配属されるまでに」など、厳密に3月末の納品でなくともいい可能性もあります。

ただ情報を右から左に流す伝書鳩では価値を産めませんが、上記のような仮説を考えて顧客に聞くことで、情報の解像度が少しずつ高まっていきます。

ドリルを買いにきた人が欲しいのは
ドリルではなく「穴」である。

上記は仕事をしていたらよく聞く言葉かもしれません。が、正直いきなり顧客の求める「穴」が何かなんて分かる人の方が少ないでしょう。

情報の解像度を上げる訓練をしていれば、おのずと「穴」はなんなのか考えるクセもつくのではないでしょうか。

教えてもらうより自分で学ぶ

新卒のころに経験したことの多くは、いわゆる「初見殺し」ばっかりだったように思います。

「知ってさえいれば防げたのに」そうやって悔やんだことも何度もあります。

誰かから教えてもらうのを待つのではなく、自分で学ぶ。転ばぬ先の杖として、田端信太郎のこちらの本を紹介します。

「所詮、昭和の人が書いた本でしょ」と思わないでください。なぜなら、上司の大半は昭和の人なんですから。

「こんなことを上司は考えてるのか」、ときっと参考になります。

この本は、これからの時代に会社員がどう生きていくべきかをまとめた「教科書」です。企業の言いなりのまま働くのではなく、主体的にビジネスをつくりだし、楽しみながら働く会社員になるために必要な知恵とスキルを、僕の20年間のキャリアで実際に役立ってきた考え方から抽出して、惜しみなくつぎ込みました。
(「これからの会社員の教科書」p6より引用)

さらに、「もっと実践的にビジネスについて学びたい!」と言う方は、田端大学への加入を検討してみてはいかがでしょうか。上司以上にゴリゴリのマジレスで揉んでくれるはずですよ。

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この記事を書いたのは:岩崎隼斗

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フリーの動画編集者として活動しつつ、田端大学公式部室で週末バーテンダーを勤める。BIG WAVEでは、若手ビジネスマンや学生向けに固いビジネスの話を噛み砕いて伝えることを信条に記事を執筆中。(@iwashaki_write




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