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サラリーマンの良い副業・悪い副業とは~副業でちゃんと稼げる人が持つ思考

副業解禁のニュースが多い2020年。数万円の小遣い稼ぎとして始める人もいれば、本業の何倍も稼ぐ人もちらほら。ただ、そこには良い副業・悪い副業があります。

「副業で成功する人はどんな思考を持っているのか」

福業フォトグラファーギルド「ONE PHOTO」の代表であり、「両方本業のDUAL WORK」を提唱する、副業専門家の新井勇作さんに、サラリーマン視点で聞いてみました。

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新井勇作さん(@arai_yusaku
アクセンチュア(金融サービス本部)を経て起業。複業フォトグラファーギルド集団「ONE PHOTO」代表。趣味のフォトグラファーで起業をしつつ、コンサルタントとしても働く。両A面の新しい働き方「DUAL WORK」を提唱する、新時代の働き方の研究者。

マインド1. 小銭稼ぎの副業はクソ

ー新井さんはTwitterで「小銭稼ぎの副業はクソ」とよく発言されていますよね。これはグサっと来る人も多いのでは。新井さん、正しい副業とはどんなことを選べばいいんですか?

新井さん(以下、新井):最近副業が流行っていますが、僕は「資本にならない小銭稼ぎの副業はクソで、本業を頑張るべき」と断言しています。

僕が正しいと思う副業は2つです。
1. 個人の趣味を昇華させた副業
2. 本業で培ったスキルを違う業界にずらす副業

本業の生産性を下回るのは、正直馬鹿の考えです。例えば、時給仕事です。コロナの影響で、コンビニバイト・Uber Eats等のデリバリー等も増えていますが、これをただの小銭稼ぎだと思ってやるのは辞めたほうがいいです。

「何のための副業なのか?」を考えた時に、資本にならないものはやるべきではないからです。

副業をやるなら「資本作り」をすべきなんです。

ー資本って、お金だけではないですよね。どんな資本なんでしょうか?

新井:資本の考え方は4つあります。

1. 人的資本:本業だけでは出会えない交流機会
2. 物的資本:生産装置の獲得、投資対象の獲得
3. 金的資本:タネ銭作り
4. 仕事的資本:頼れる先を作る、仕事の幅を広げる

例えば、物的資本でいうと僕は複業でのカメラは迷わず買います。これは趣味として実益を兼ねるだけでなく、フォトグラファーとしての生産設備になるからです。

また、金的資本のタネ銭作りという面でも、『バビロンの大富豪』で大富豪になるには「収入の10分の1を貯蓄せよ」というものがあります。僕も複業の目標金額は年収の10%~15%で明確設定すべきだと思っています。

10%を常に貯蓄に回していると、例えば月収50万円の人が毎月5万円稼ぐと年間で60万円。大事なのはこれを1年間使わないこと。完全に口座も分けてしまって、お金を下ろさない位の工夫と覚悟が必要です。副業で稼いだあぶく銭で生活レベルあげる人が一番ダメで、いかにここから投資(人・モノ・金・システム)にレバレッジさせるかです。

マインド2. 全て本業として取り組め

新井:僕は副業ではなく「複業」という考えを持っており、仕事は全て本業として取り組むべきと考えています。

よく副業だからって言い訳する人がいるけど、どちらも前提条件は主と副で区分するのではなく、両方を本業の位置付けで「複業として成立させる」ことが大事。このどちらも本業として両A面的に働くことを僕はDUAL WORKと呼んでいます。

なので、実力主義のマインドが無い人には複業は絶対にオススメしません。求められるのはプロ意識・プロ根性。それを本業で養えてるなら、副業を福業に出来る可能性があります。

また、本業で成果をあげてない人の副業は買い叩かれる傾向があります。そして、それを当然だと受け止める風潮すら感じています。特に、今は大抵の人となりはSNSで分かりますよね。

言うなれば現代はSNSが履歴書のようなものです。履歴書や経歴がオープンになる時代と複業は相性が良いので、この流れはますます加速すると見ています。

そういう意味で副業でも成功する人の共通点は、本業がちゃんとしてる人ほど複業で成果をあげやすいという点なのです。

マインド3. 本業への相乗効果を出す

新井:この「複業」というのは公私の境が緩やかに溶けることでもあります。これは今の時代の空気感にあった働き方で、社会との関わり方に近いですね。

更に「複業」が相乗効果をだしてこそ、意味があるんです。僕はそれを区別するためにHappy Workを意味する「福業」と呼んでいます。

ここでの「フク業」の定義
副業:本業のサブとして別の仕事をすること。一般的に使われる副業。
複業:2つ以上の本業を持つこと(DUAL WORKもこの範疇)。
福業:複業でお互い相乗効果をだすHappy Workという意味の働き方。

例えば、僕は普段コンサルの仕事をやっています。ですが、複業のフォトグラファーであることが良い営業ツールになっています。例えば、写真のお仕事でのお客様がコンサルのお仕事を相談してくれることもあります。

これって、自分にとってはプラスのフィードバックで、お客さんへの幅も広げられるし信頼関係もあるので、何をやってもストレスがないんですよ。

Rice Work(食べるための仕事)、Like Work(好きなことが仕事)、Life Work(生きる目的になる仕事・使命)という言葉があるように、Rice Workではなく、Like & Life Workを選ぶことをお勧めします。

マインド4. 副業は経営者でもある

新井:複業をやると、経理・法務・税務等も全部基本的には自分でやることになります。幸い、今の時代は便利なツール等がたくさんあるから楽勝ですね。例えば、請求書を作るなら「Misoca」等で簡単に発行・管理も出来てしまいます。

ー最初はExcelで請求書作っていたとのことですが、本当にfreee・Misoca・MFクラウド等ツールが増えていますよね。

新井:まさに、今はかつてないほどの複業Easy時代なのです。複業をすることで、給料は貰うものから稼ぐものという意識に変わります。


マインド5. 自分の言い値で仕事をする

ーでも、複業をやると時間管理大変だと思うのですが、新井さんはどうでしたか?

新井:1週間は192時間あります。考え方次第ですが、土曜日と日曜日の48時間は1週間の28%を占めるんです。本業の時間が月曜から金曜の午前9時〜夕方18時で縛られていても、複業が時間に縛られないジョブ型になっていれば、理論上で最大30%程度の時間の捻出は出来ますよね。その時間を複業に充当するんです。

両方本業と言い切って、最初は多少して無理してやるのも大事だと思っています。なぜなら、知識労働するときに、勉強しないのはありえないじゃないですか。ストレッチをしないで得れるものはないので全部死にもの狂いでプロとしてやる。

どこかで無理をしてでもやらないと、今あるそのままのスキルの切り売り型の副業では買い叩かれます。だから自分の言い値で仕事をしたいと考えて、僕は副業のカメラマンとしての撮影単価を毎年上げていきました。

これも最初から宣言してあげていくことが大事で、価格を安くすると稼働が増えるだけです。安いと安さを求める撮影依頼がどんどん来るので、最初から上げていくマインドをもっていないといけません。そしてそれに合わせてスキルを磨いていかなければいけません

会社員の複業の始め方

ー会社員の複業の始め方で、新井さんが思うお勧めを教えてください!

新井:お勧めの複業の始め方は2つです。

1. 自分の好きを徹底的にやる(趣味パターン)
2. 自分の本業に近い領域でやるパターン(会社員型)

例えば、自分の好きを徹底的にやるパターンの場合は、自分のなにかを「売る」という動詞だけで考えないことがポイントです。今は換金装置がたくさんあります。

例えば、ココナラ等で自分の得意を「教える」、自分がいいなと思うものをアフィリエイトで「勧める」、人の紹介のように「繋げる」、noteやTwitterで誰も知らない良い情報を「調べる」等があります。

僕の場合も会社員の時に写真を撮るのが好きで、友人の結婚式等で撮っていたこともあって、それが複業になっていきました。

また、自分の本業に近い領域でやるパターンもあります。その場合の基本戦略は本業へのフィードバックがあるかどうかです。なので、狙うべきは本業の隣の領域。

例えば、フォトグラファーが本業で、更に上流で副業をする場合。写真を撮るだけでなく、企画(アートディレクター)やコピーの勉強すること、デザイナーと仕事をすること等を副業でやってみることで本業へのフィードバックがあります。

また、本業がガラス製品のメーカー営業だとすると商品の企画が上流だとしますよね。でも、なかなか副業では難しい場合、下流の副業も非常にフィードバックが多く得れます。

例えば、ガラス製品が使われている飲食店で働くことで、「レストランでは毎月1%のガラスのコップが割れている」という視点を得れることもあります。この気付きがあることで、本業での説得力が倍になりますよね。それも立派な本業へのフィードバックです。

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時給仕事はするなと言いましたが、仮にコンビニの店員バイトをやるのが食品メーカーの営業の人なら意味がありますよね。売れ筋はなんだ?どんな人がどんな場面で買っているんだ?とリアルを見学できる。ほかにも飲食店スタッフがUber Eatsの配達員をやるならば、どのお店のどんな商品が売れてるか、実際にどれくらい儲かっているか等を知ることができます。

下流でもこういう現場視点を本業にフィードバック出来る副業は非常に有益です。

ーなるほど。趣味パターン、本業に近いパターン、どっちを選ぶのがいいんですかね?

どっちが向いているかは、自分のDue Diligenceをしないといけないんですよね。何が商材なのか定義していない人が多くて、自分が何ができるのかを棚卸しすることから始めましょう。

特に仕事の中で仕事の中で感謝された経験、自分が何にこころときめくのか、どこに喜びを感じるかを振り返る。そして、同じ経験ができるものを副業にすることをお勧めします。

ー新井さん、副業に関する新しい視点ありがとうございました!副業がブームになりつつある今、「本業こそが副業のレバレッジになる」ということを解説いただき、サラリーマンにもとてもグサグサ刺さる名言ばかりいただきました。

今回インタビューをした新井さんも所属している田端大学では、現在お金や副業に関することを多くテーマにしています。

副業をはじめるにあたり、まずは自分のブランドを高めることで声がかかりやすくなります。副業や自分ブランドについて学びたい人の入学はこちらからお待ちしています。

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編集:チェルシー

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コメント (1)
1. 自分の好きを徹底的にやる(趣味パターン)
2. 自分の本業に近い領域でやるパターン(会社員型)

いろんな副業指南に溢れている昨今ですが共通認識として上の2つは大きなポイントだと思います。
時間の切り売りでは無く資本の蓄積ができるもの。
踏まえて「DIYで副業」は未経験者も含め多くの方にオススメできると思っています!
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